現在のLinuxでは、パスワードは暗号化されて専用のファイル(/etc/shadow)に保存される。このファイルが書き換えられて/etc/passwdファイルと整合性が取れなくなってしまうと、passwdコマンドでパスワードを変更しようとしてもエラーになってしまう。そのようなときは、pwconvコマンドで両者の整合性を取れば、passwdコマンドが使えるようになる。
# passwd sato ←satoのパスワードを変更
Changing password for user sato.
passwd: Authentication token manipulation error ←エラーが出る
# pwconv ←パスワードファイルの整合性を取る
# passwd sato ←satoのパスワードを変更
Changing password for user sato.
New password: ←パスワードの入力プロンプトが表示された